「Kiss a fragment」のレシピ

制作日記、始めます。

あと、これを書く前に、「果実は鈍色」の方もちょっと修正。

主張は変えていませんが、わかりにくいかも?なところをちょこっと書き直した。

 

 

 

キス ア フラグメント。うーん、長い。キスフラ、とでも略してくださいw

純愛エンド、いわゆるハッピーエンドのテーマということで、注文はずばり、

「幸せなおとぎ話」!!!!

・・・

幸せなおとぎ話ねえ・・・

おとぎ話に内包された残虐性や狂気を愛してやまない私としては、このテーマは難しいなあと思いました。

おとぎ話のラストといえばそう、王子様とお姫様の結婚!ほら、シンデレラとかさ・・・最後に階段の上からくるりと振り返ってにこりとすると、邪眼の力が発動し、ふたりの姉が互いの目をくり抜き合って・・・きゃあああああ(歓喜)

はっ、いかんいかん。

みたいなことを繰り返していましたwほんとうは恐ろしいグリム童話から離れろwwwww

赤ずきんちゃん「オオカミさん、どうして私を食べてくれなかったの?」とかね。

白雪姫の、ネクロフィリアな王子様。魔女を嬉々としてかまどに放り込むグレーテル。

アリス「ばあや、ごっこ遊びしましょう。あたしがハイエナの役で、あんたは骨!」とかね。

怖いよーおとぎ話こわいよーーー好き。

 

 

 

どうしよう。幸せな歌ってどうやって作ってたっけ今まで・・・

ひたすら悩み苦しみ、そこで辿り着いたのが、「完全なる幸せは無い」ということ。

思い出した、と言うべきでしょうか。これまでも、「幸せはつらい」というテーマで曲を作ってきました。

 

鏡界は、辛いし、ある種の逃げなのかもしれないけど、ひたすらに甘い、閉鎖的な幸せ。

 

でも現実は、幸せの裏に沢山の哀しみを抱えている。

愛した分だけ別れが辛くなったり、すれ違ったり、ふたりだけの問題じゃなくなってきたり、

相手に求めて勝手に幻滅したり、問題がたくさん起こってしまう。奇麗ごとばかりじゃない。

辛いことばっかりだ!でも私たちはそれを乗り越える!どんなに辛くても頑張る!

という前向きな、傷痕が痛々しい、ひたむきな輝きを目指しました。

 

歌詞はそういうふうに作り、音色は、結婚式をイメージしました。

やさしく響き渡るストリングスを優雅に、そして祝福のようなピアノを!

 

 

そうそう、3拍子であることは、鏡界のエンディングも含めて、担当の方のご依頼なのです。

今回、担当の方の注文がわかり易く、でも自由度も高くて、真剣になおしもしてくれて、本当に、出会えてよかったです・・・。

 

 

映像は、プレイして初めて拝見しました。奇麗ですよね本当に奇麗。ずっとスクロールするのを見ていたい。最後、「この唇だけ今は感じていたい」のところにちゃんとキスシーンがくるのがもう。

 

 

皆さんの心に優しく爪痕を残す、そんな曲になったらいいなーと思います。